2008年03月19日
仏像先生 〔中村〕
さきほど、南大通郵便局から戻ってまいりました(前回の続きです)。総通数280通で、職員の方に「いつもお手数おかけします....」と言わないではいられない量でした。初めて1回分の郵送代金が2万円を超え、またまた記録更新です(何のこっちゃ)。
さて、皆さんは毎週日曜日の中日新聞に“サンデー版”なるものが折り込まれているのをご存知でしょうか?その表紙は、世間から注目されている様々な分野を【大図解シリーズ】として紹介・解説しています。
今週の日曜日(16日)のテーマは『仏教美術の至宝・十一面観音像』でした。これを見た瞬間、私が自宅の茶の間で「うお~」と叫んだのは言うまでもありません。国宝を中心に誰にも分かり易く解説してありました。

私が叫んだ理由はもうひとつあります。つい数週間前に、私は実物と対面していたからなのです。
それは3月1日(土)のこと。

木之本インター。ここはどこでしょう?
家族旅行で遠出をしたついでに、我がままを言って滋賀県の湖北地方まで足を伸ばしてきました。前日に降った(?)雪が多く解け残るのどかな町の中に、その観音堂はありました。
向源寺(渡岸寺観音堂)です。お目当ては『国宝・十一面観音立像』。現在40冊にまで及んだ「週刊・日本の仏像」の中で、私が最も強く惹かれた仏像のひとつでした。


我が国で国宝に指定されている十一面観音像は7体。その中でひときわ写実的で美しいと評判のその像に、ひと目お逢いしたいという一念が募っていたところでした。
ちなみに、その他の国宝・十一面観音像を所有している寺院はというと、聖林寺(奈良)、観音寺(京都)、六波羅密寺(京都)、道明寺(大阪)、法華寺(奈良)、室生寺(奈良)です。
300円の拝観料を支払って収蔵庫に入ると.......それはそれは息を呑む存在感でした。像高195cmのその像は、珍しく拝観者が後方に回って見ることが可能になっており、像の全体を360°自由な角度から間近で堪能することができるのです。それにしても全体のバランスはもちろんのこと、リアルな肉感、流れるような衣、わずかに腰をひねり右足を前方へ踏み出そうとしている艶かしさは、まさに平安初期密教美術の傑作の名にふさわしいお姿でした。

少しは雰囲気が伝わりますか?
仏像に興味のない妻と子供たちは早々と館内から出て行ってしまいましたが、私はガイドのおじさんに質問したり、何度も何度も見渡したり.....。しまいにはおじさんに「こういったことを専門に勉強されているのですか?」なんて質問を受けてしまうほどでした。
それにしても、美しいものには言葉を失います。黙って仏師の高い技術や時代の流れに思いを馳せる.....贅沢な時間を過ごせました。
しかしながら、いまや“仏像を愛する変な先生”的イメージが定着しつつあるのを感じる今日この頃です。
さて、皆さんは毎週日曜日の中日新聞に“サンデー版”なるものが折り込まれているのをご存知でしょうか?その表紙は、世間から注目されている様々な分野を【大図解シリーズ】として紹介・解説しています。
今週の日曜日(16日)のテーマは『仏教美術の至宝・十一面観音像』でした。これを見た瞬間、私が自宅の茶の間で「うお~」と叫んだのは言うまでもありません。国宝を中心に誰にも分かり易く解説してありました。

私が叫んだ理由はもうひとつあります。つい数週間前に、私は実物と対面していたからなのです。
それは3月1日(土)のこと。

木之本インター。ここはどこでしょう?
家族旅行で遠出をしたついでに、我がままを言って滋賀県の湖北地方まで足を伸ばしてきました。前日に降った(?)雪が多く解け残るのどかな町の中に、その観音堂はありました。
向源寺(渡岸寺観音堂)です。お目当ては『国宝・十一面観音立像』。現在40冊にまで及んだ「週刊・日本の仏像」の中で、私が最も強く惹かれた仏像のひとつでした。


我が国で国宝に指定されている十一面観音像は7体。その中でひときわ写実的で美しいと評判のその像に、ひと目お逢いしたいという一念が募っていたところでした。
ちなみに、その他の国宝・十一面観音像を所有している寺院はというと、聖林寺(奈良)、観音寺(京都)、六波羅密寺(京都)、道明寺(大阪)、法華寺(奈良)、室生寺(奈良)です。
300円の拝観料を支払って収蔵庫に入ると.......それはそれは息を呑む存在感でした。像高195cmのその像は、珍しく拝観者が後方に回って見ることが可能になっており、像の全体を360°自由な角度から間近で堪能することができるのです。それにしても全体のバランスはもちろんのこと、リアルな肉感、流れるような衣、わずかに腰をひねり右足を前方へ踏み出そうとしている艶かしさは、まさに平安初期密教美術の傑作の名にふさわしいお姿でした。

少しは雰囲気が伝わりますか?
仏像に興味のない妻と子供たちは早々と館内から出て行ってしまいましたが、私はガイドのおじさんに質問したり、何度も何度も見渡したり.....。しまいにはおじさんに「こういったことを専門に勉強されているのですか?」なんて質問を受けてしまうほどでした。
それにしても、美しいものには言葉を失います。黙って仏師の高い技術や時代の流れに思いを馳せる.....贅沢な時間を過ごせました。
しかしながら、いまや“仏像を愛する変な先生”的イメージが定着しつつあるのを感じる今日この頃です。
2008年03月19日
事務員だより 〔中村〕
現在、今月発送の請求書や立志NEWS等の封入作業をしています。今回は新高1生、あるいはディズニー旅行に参加する塾外生へもお送りしますので、その通数といったら.....怖いので数えてません。終わりの見えない作業に気が遠くなりそうですが、煩雑であればあるほど、ひとつのミスも出さない“事務員中村”の真骨頂発揮です。

なんとか19日のうちに郵便局に持っていきます。南大通郵便局の方、待ち構えていてください。
う~ん、あと何時間かかるやら......去年もこの時期に同じようなことを書いていた気がする......。頑張ります。
甲子園に行くのはメチャメチャ楽しみですが、花粉まみれになることが怖くて怖くてテンションが下がり気味の中村でした。

なんとか19日のうちに郵便局に持っていきます。南大通郵便局の方、待ち構えていてください。
う~ん、あと何時間かかるやら......去年もこの時期に同じようなことを書いていた気がする......。頑張ります。
甲子園に行くのはメチャメチャ楽しみですが、花粉まみれになることが怖くて怖くてテンションが下がり気味の中村でした。