2020年06月04日

獅子が噛む 〔中村〕

 私は芸大出身です。


 と言うと、多少はシャレて聞こえるかもしれませんが、


 文芸専攻だったので、音楽や美術には長けていません(笑)。





 そんな私が、今回はデザインの話を。


 最近ご無沙汰の“仏像鑑賞”ですが、


 一時はその芸術性の高さや、仏教の奥深さにどっぷりと浸かり、勢いで雑誌を定期購読したほどでした。


 仏像にも様々な種類があり、身につけているもの、手にしているもの、ポーズ、表情すべてに意味があることを知り、


 それまで全く関わりのなかった世界との出会いに、目から鱗が落ちるばかりでした。





 さて、そんな中で私が“へぇ~~”と感じたデザインが。


 ↓こちらは、京都東寺の国宝:四天王立像のうち、持国天と増長天。



 よ~く見ると、肩口から何かが見えます。



 化け物のような顔が付いており、その口から腕が伸びているようですね。


 これは甲冑の装飾のひとつで『獅噛(しがみ)』というそうです。


 そうです。獅子(ライオン)の頭なんですね。


 初めて見たとき、“カッコいい!!”と目を奪われました。デザイン性の豊かさに感動しました。


 仏教では象と並び、獅子も聖なる動物とされ、また強さや権威の象徴でもあった訳です。


 


 どんなことでもそうですが、いろいろ知ると、次から見る目が変わってより楽しめ、じっくり味わうことができますね。


 感じ方が全く転換します。


 ちなみに、東寺はしばらく中止していた拝観を1日(月)から再開したそうです。


 芸術、スポーツ、行楽と、生活に彩りを添えてくれる営みが戻りつつあります。


 本当にありがたいことです。  


Posted by 立志塾  at 00:57中村