2018年06月04日

made in Japan 〔中村〕

 国語の授業で、漢字の読み(音訓)の解説をする際に、


 中国で作られた漢字が日本に入り、その後いかにして音訓の区別がついたのかを話します。


 しばらくして漢字を加工して平仮名と片仮名が誕生するのですが、


 その結果、私たち日本人は世界的にも珍しい、3種類の文字(漢字・平仮名・片仮名)を交ぜて使う民族になった訳です。(漢字仮名交じり文) ※ここではローマ字は含みません。


 つくづく、日本人の賢さと器用さに感心します。


 これにより、日本語は語彙に富み、感情や自然現象の僅かな差異を豊かに言語化することを可能としています。


 言葉の表記ひとつとってみても分かるように、


 日本人は、外から入って来たものを、自分たちの使い勝手の良いようにアレンジする才能に長けているのだそうです。


 



 英語にしても、和製英語なんてあるように、


 漢字を模倣して作られた和製漢字である“国字”というものが数多く存在します。


 例えば、峠(とうげ)、畑(はたけ)、働(はたら・く)、辻(つじ)、込(こ・む)、榊(さかき)、鰯(いわし)など身近なものから、


 中には、何じゃこれ?と思うものが少なくありません。


 突然ですが問題です。次の漢字(国字)は何と読むでしょうか?

 ①〆 ②躾 ③瓩 ④竓 ⑤粁 

 ⑥艝 ⑦襷 ⑧錻 ⑨魹 ⑩鯳 












《答え》
 ①しめ ②しつけ ③キログラム ④ミリリットル ⑤キロメートル 

 ⑥そり ⑦たすき ⑧ぶりき ⑨トド ⑩スケトウダラ


 ①と②はよく目にしますが、それ以外は、、、、、、、ムムム。


 

 それでも、ある時、ある場所で、ある人が、ある必要に迫られて、半ば何となく生み出したこれらの漢字たちが、


 市民権を得てじわじわと世間に広がっていったのだとすると、


 今からでも新しい漢字を発明することは可能だと思いますし、


 そこに表意文字である漢字の神髄を感じるのです。  


Posted by 立志塾  at 00:01中村