2008年12月17日
昔取った杵柄(きねづか) 〔中村〕

先日、自宅の押入れをゴソゴソやっていたら、古ぼけた額縁がいくつも見つかった。小学校時分の水泳大会の賞状や、中学校時分の作文コンクールの賞状から、書道展のご褒美的な可愛らしいものまで様々であった。
その中に、『全国高等学校文芸コンクール』という名の賞状があった。
私が高校生時分に勝手に応募して受賞したものである。
高校進学と同時に勉強で挫折した私にとって、心の支えになっていたのは野球部と文芸創作であった。坊主頭でありながら、詩や小説を書いていたのだから、周囲には変なヤツと思われていたのかもしれない。
それでも、
特に小説の勉強をしたわけではないにもかかわらず、2年連続で小説部門で入選を果たした。
今となっては“昔取った杵柄”である。
久しぶりに小説を書いてみよう、と思い立ったのは、ちょうど1年前の今時分である。今年は、忙し過ぎて残念ながらそんな気にはなれない。
それでもこの賞状たちは自室に飾っておこう。めげた時、自分を奮い立たせるちっぽけな自信になってくれるかもしれない。