2013年09月30日

秋の光 〔中村〕

 私は、一年で秋という季節が最も好きだ。


 夏は暑過ぎるし、冬は寒過ぎるし、春はスギ花粉が飛び過ぎているが、秋は風が大層心地よい。


 同じ太陽であっても、秋のその光は優しく、心と体を包み込んでくれるような柔らかさがある。


 旅行をするにも、スポーツをするにも、はたまた昼寝をするにも“適度”というか“中庸”という言葉がピッタリだ。


 現在は路傍にヒガンバナが赤く燃え、田園では稲穂が黄金色に頭を垂れている。見上げれば澄んだ青空がどこまでも広がり、落ち着きの中にあって色彩豊かであるのも秋の魅力だろう。


 極暑の夏にあっては、そういったことを考える余裕などなかったが、



 車内が水玉模様になったり、



 頭上に虹がかかったり、



 雲の形や西の空の輝きに安らぎと元気をもらっている今日この頃である。  


Posted by 立志塾  at 00:03中村