2016年07月27日
第2話:日本橋〔晃詳〕
前回より、
以前に東京から歩いて帰ってきたときのことを、不定期連載しております(笑)
今日はその2回目。
◆ ◆
『日本橋』
板橋区を出た私たちがまず向かったのは、日本橋。
言うまでもなく1号線、かつての東海道の起点である。
やはりそこから、西に向かって歩き出したかったのだ。
暑い日差しの中、日本橋に着いたのは、
昼も少しまわった頃だったように思う。
かつて教科書で見た日本橋の空を、首都高が高架で覆っている姿を初めて見て、
感慨に浸る一方でどこかショックを受けたのを覚えている。
それにしても、無茶苦茶だった。
ナップサックの中身を軽くしたかったこと、
あと「なんとかなるらー」みたいな感覚で出てきているものだから、
そもそも必要であろうものを持っていないのだ。
傘もない。
地図もない。
(地図は立ち寄った処々の本屋で、それぞれの地域の地勢図を買った。なぜ地勢図かというと、土地の高低が分かるからである)
でもそのくせ、なぜかラジカセは持ってきていて(笑)
休憩のときや夜寝る前には、持ってきたカセットテープを聴いた。
私たちのテーマソングは、サザンオールスターズの『涙のキッス』だった。
(つづく)
Posted by 立志塾
at 11:58
│晃詳