2018年01月23日
巨星堕つ〔塚越〕
約30年前、毎週ビデオに録画してまで何度も繰り返し見た番組があった。
“朝まで生テレビ”である。
当初は大島渚や野坂昭如、舛添要一の怒鳴り合いが話題になったが、
10代だった私にとっては政治、経済、文化といった知識を学ぶ場であるだけでなく、
議論そのものを学ぶ場でもあった。
そんな番組のパネリストの中で私の心を完全に鷲掴みしたのが西部邁であった。
周りの出演者がどんなに激昂し、怒鳴りつけ、罵倒しようが
冷静沈着で
論理的で
退かない
曲げない
屈しない
会場の見学者が的外れな質問をし、
パネリストも田原総一郎も呆れて無視しようとしても、
西部邁だけがその質問者の方へ体ごと向きを変え、
それまでの鉄のように冷たい表情から一転して、実に優しい穏やかな笑顔でにっこりと微笑みかけ、
「あなたが言いたいことはこうゆうことですよね・・・」
って話を繋げてしまう。
徹頭徹尾
弱気を助け、強気を挫く男。
本物の男。
小林よしのりをして、「美学のある男」 と言わせしめた所以であろう。
およそ学者や教授という知識人に “強さとか暖かさ“” は求められるものではないし、
必要なものでもないと思うが、
その人間性をも含めて“保守論壇の巨人”となり得たのだと思う。
20歳そこそこだった私は、私なりに“保守とはなんぞや?”
ってそれなりに本を読んだし、
それなりに考えたし、
それなりに若き苦悩の日々を過ごしていく中で
塾講師という仕事を通じて、英語や社会を子どもたちに教えることを生業にしよう。
って考えるようになったことをはっきりと覚えている。
その思考の途中で何度、西部邁(先生)の顔が浮かんだことか…
私如きの解釈ではあるが、何かの本にこんなことが書いてあった。
「世間では個性が大切と金科極上の如く騒ぎ立てているが、個性を生かしてあげるためにも一方で保守が保守としてしっかりと常識なり道徳なりを守っていく覚悟が試されることになる。それは現代を生きている我々が横軸だけを見て決めるものではなく、この土地に住み続けた祖先の意志なり伝統なりしきたりなりの縦軸も同時に引き受けることになる。」
心に響いた言葉を書けば、
今日のブログが終わらなくなる…
金田だけは知ってると思うが、私が一番影響を受けた人物は
西部邁先生である。
昨年は出演する番組で何度も「自裁死」に関する発言をしてたし、
昨年の12月に出版された「保守の真髄」の中でも、「自分は生の最期を他人に命令されたり弄り回されたくない。」と書いていたし、
自死される2日前の放送の西部ゼミナールの最後で「僕の人生はほとんど無駄でありました。」 とメッセージのような発言もしていた。
自死された場所に名だたる西部塾の塾生がいて止めようが、
保守思想を学んだ安倍首相が止めようが、
入水したんだろうと思う。
巨星堕つ
久しぶりに心の底から悲しいです。
“朝まで生テレビ”である。
当初は大島渚や野坂昭如、舛添要一の怒鳴り合いが話題になったが、
10代だった私にとっては政治、経済、文化といった知識を学ぶ場であるだけでなく、
議論そのものを学ぶ場でもあった。
そんな番組のパネリストの中で私の心を完全に鷲掴みしたのが西部邁であった。
周りの出演者がどんなに激昂し、怒鳴りつけ、罵倒しようが
冷静沈着で
論理的で
退かない
曲げない
屈しない
会場の見学者が的外れな質問をし、
パネリストも田原総一郎も呆れて無視しようとしても、
西部邁だけがその質問者の方へ体ごと向きを変え、
それまでの鉄のように冷たい表情から一転して、実に優しい穏やかな笑顔でにっこりと微笑みかけ、
「あなたが言いたいことはこうゆうことですよね・・・」
って話を繋げてしまう。
徹頭徹尾
弱気を助け、強気を挫く男。
本物の男。
小林よしのりをして、「美学のある男」 と言わせしめた所以であろう。
およそ学者や教授という知識人に “強さとか暖かさ“” は求められるものではないし、
必要なものでもないと思うが、
その人間性をも含めて“保守論壇の巨人”となり得たのだと思う。
20歳そこそこだった私は、私なりに“保守とはなんぞや?”
ってそれなりに本を読んだし、
それなりに考えたし、
それなりに若き苦悩の日々を過ごしていく中で
塾講師という仕事を通じて、英語や社会を子どもたちに教えることを生業にしよう。
って考えるようになったことをはっきりと覚えている。
その思考の途中で何度、西部邁(先生)の顔が浮かんだことか…
私如きの解釈ではあるが、何かの本にこんなことが書いてあった。
「世間では個性が大切と金科極上の如く騒ぎ立てているが、個性を生かしてあげるためにも一方で保守が保守としてしっかりと常識なり道徳なりを守っていく覚悟が試されることになる。それは現代を生きている我々が横軸だけを見て決めるものではなく、この土地に住み続けた祖先の意志なり伝統なりしきたりなりの縦軸も同時に引き受けることになる。」
心に響いた言葉を書けば、
今日のブログが終わらなくなる…
金田だけは知ってると思うが、私が一番影響を受けた人物は
西部邁先生である。
昨年は出演する番組で何度も「自裁死」に関する発言をしてたし、
昨年の12月に出版された「保守の真髄」の中でも、「自分は生の最期を他人に命令されたり弄り回されたくない。」と書いていたし、
自死される2日前の放送の西部ゼミナールの最後で「僕の人生はほとんど無駄でありました。」 とメッセージのような発言もしていた。
自死された場所に名だたる西部塾の塾生がいて止めようが、
保守思想を学んだ安倍首相が止めようが、
入水したんだろうと思う。
巨星堕つ
久しぶりに心の底から悲しいです。