2013年04月09日

IRON LADY〔塚越〕

私が国際政治に関心を持ちだした頃、



世界は冷戦のど真ん中にあった。



モスクワとロサンゼルスではそれぞれの陣営がオリンピックをボイコットしたし、



ソ連という言葉にすら、あまり違和感を感じない世代に私はいると思う。



そんな当時の世界の指導者は私にとって、その国の色合いを決定づける存在としていまだに強烈に残っている。



アメリカにはレーガンが、



フランスにはミッテランが、



中国には鄧小平が、



日本には中曽根康弘が、



そしてイギリスにはサッチャーがいた。



私の世代ではビートルズの髪型よりサッチャーの髪型の方がインパクトがあったのかもしれない(笑)



私の感じるところを書けば、



“保守”という言葉がもっとも似合う政治家がサッチャーだったりする。



フォークランドにアルゼンチン軍が侵攻した時のこと。



戸惑う男性閣僚たちを前にして、机をたたきながらこう叫んだと言われる。



「この中に男は一人しかいないの?領土はどんなに小さかろうが遠かろうが、国家そのものです。ただちに軍を派遣しなさい。」



250人以上の兵士の死者を出しながら、イギリス国民の7割以上が支持し続けたことは国家とは何かということを強く考えされられた。



また、イギリスは世界史上、最悪の帝国主義国家であったことは間違いない事実である。



しかし、自国の歴史の教科書が自国の歴史を自虐的に子どもたちに教えていることに異を唱え、



「国家には闇も光もある。」



と自国民に誇りを植え付ける教科書に大改訂させたのもサッチャーである。



私は「好きな国はどこですか?」



と聞かれると 「イギリス」 と答えることを、知っている人は知っていますね。



もちろん、イギリスの洋楽で育ったことが最大の理由ですが、



「鉄の意志」と「プライド」を絶対に忘れないこのサッチャーのような姿勢に



憧れているからでもある。



REST IN PEACE.


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