2005年09月23日
読書の秋(中村の場合)

~『失楽園』でおなじみの渡辺淳一先生からいただいたサインです~
8/22付の立志塾だよりで“夏の文庫フェアに乗っかって、読書を始めてみてはいかが?”と書きましたが、その後、現在「読書の秋」を過ごしている子はいるのかな?読書を始めるきっかけ、そしてどんな本との出会いを果たすかによって、その人の人生観や価値基準が形成されると言っても過言ではないでしょう。自分の知らない世界や、遠い存在の人々の考えに触れられる良い機会にもなります。頭の柔らかい今のうちに多くの本を読んで欲しいものです。
私は少年時代、両親が本を読まない人たちだったので、本に囲まれた環境で育った訳ではありません。小学生の頃は、読むといえば漫画本ばかりでした。わずかな小遣いをためて購入した単行本を、穴が開くほど繰り返し読むような読書体験(?)の日々でした。おかげで、当時爆発的な人気を誇った『キン肉マン』の読み過ぎにより視力を低下させ、メガネ人生を余儀なくされることに....(*_*)
そんな私でしたが、中学生になると小説を手に取るようになります。書店でも、漫画本コーナーではなく、それまで立ち入らなかった文庫本コーナーに向かって歩を合わせるようになったのです。そのきっかけは、「活字ばかりの本を自分の意志で購入し読む=大人の仲間入り」という、何の根拠もない私の思い込みが原因でした。当時の私は自分が成長している実感を欲していたのか、他人がしていないことを自分がすることで満足感を得ようとしていたのか、「読書」という行為に何か崇高なものを感じていたように思います。ファミコンを始めとするテレビゲーム全盛の時代でしたが、私はあまりそれらには興味がありませんでした。
初めのうちは、どんなジャンルがあるのか、どんな作家がいるのか、全く知りませんでしたので、アニメの原作や西村京太郎の『特急○○殺人事件』といったものを適当に読んでいました。その後、高校生になって夏目漱石や太宰治といった大御所の描く世界に魂をゆだねることになります。勉強で挫折した私は、読むことだけでは物足りず、自ら創作することに没頭していくのですが....(しょぼい受賞歴は、当ホームページ「講師紹介」にあります)。
私はいわゆる読書家ではありません。読んだ冊数では塚越・金田両先生にはかなわないと思います。そんな私の好きなジャンルは純文学と言われる種類のものです。宮本輝、向田邦子がお勧めです(二人とも文章がめちゃくちゃ上手い!!)。

(芥川賞受賞、そのうえ豊橋の市民栄誉賞まで受賞する夢を捨て切れないおバカな中村でした)
Posted by 立志塾
at 00:09
│中村