2022年06月27日

吉田拓郎[金田]

吉田拓郎が年内でその活動を終了するというニュースが流れた。

76歳になっての決断だそうだ。

私にとってかなり衝撃的なできごとだ。

世代的にはずれているが、

実は彼の楽曲を子どもの頃からずっと聞いている。

家にはほとんどのアルバムが今もあり、

ライブも数えきれないほど行った。

彼についての最も古い記憶を辿ると、

私が小6の頃「幕末青春グラフティ」なる映画で、

高杉晋作役で出ていた彼の姿だろうか。

「馬関の時には先陣を切った坂本が、

なして、今になって戦を嫌うか!あー!」

という台詞を今でも覚えているくらい、

インパクトがあった。

その、かすれた野太い声で部下を煽る姿は、

後に何度も見ることになる、

ライブでの彼の姿そのものだった。

ただでさえ多感な年齢であり、

ちょうど人生の大転換期を迎えていた私にとって、

そのカリスマ的な振る舞いと、

紡ぎ出される曲と詞の虜になるのに時間はかからなかった。

苦しい時には「明日に向かって走れ」を聞き、

理不尽なことに出会えば「知識」をがなり、

やさぐれたいときには

「ペニーレインでバーボン」を口ずさみ、

「流星」を聴きながら夜空を眺め、

「旅の宿」では大人の世界を知り、

「落陽」はカラオケの十八番、

「今日までそして明日から」は自分のモットーでもあり、

人生の分岐点で必ず聞くのは「人生を語らず」…

まだまだ多くの曲に思い出と想いがある。

それらをライブで聞いていると、

心の底から湧き出る力が生まれ、

自分が強い人間になれる気がしたのも今では良い思い出。

彼の姿を見ることはもうこれでないかもしれない。

当たり前だと思っていたことが、

自分の周りからなくなるのはつらいことだが、

数々の思い出と彼の作品は色褪せることはない。

きっと私は死ぬまで彼の曲と共に生きるだろう。

そんな存在に出会えた自分はとても幸せだ。

今はそう思うことにしたい。




そんな彼の思い出のなかでも特に印象深いのは、

1996年の夏、

神戸での震災チャリティーライブ。

友人の家で電話をかけまくったら

1列目ど真ん中の席をとることができた。

当日、オープニングで文字通り目の前で見た

ギターを掻き鳴らす彼はめっちゃカッコ良かった。

そのライブには、

泉谷しげる、小田和正、浜田省吾、大友康平、

アルフィー、大江千里、稲垣潤一、伊勢正三、

など錚々たるメンバーがステージ上にいたのだが、

彼の佇まいがずば抜けて光っていた。

その時のMCで、「今年で50歳になりまして…」

と言っていたのを聞いて、

一緒に見ていた友人たちと

「あんな50歳になりたいよなぁ」

なんて言ってた。

来年、自分がその50歳になるなんてとても信じられないが、

あの時の拓郎みたいなカッコいい大人に、

自分はなれてるのかなぁ…

吉田拓郎[金田]

さよならは言わない。

いつかまたどこかで!


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Posted by 立志塾  at 00:20 │金田