2006年05月22日
ことわざづくり
昨年度、小6国語での試みとしてことわざづくりを生徒に課し、その中で優れた作品をこのブログで紹介しました。あれから1年が経ち、今年の6年生たちにも言葉と格闘してもらいました。生活の知恵や教え、あるいは戒めを表すことわざを、まだ11年弱しか生きていない子たちが作り出すことは容易ではありません。何せあらゆる経験が浅いのですから。ただ、私の意図していることはそこではなく、“考え”て“書き表し”て“他人の共感を得る(なるほど!と唸らせる)”難しさと面白さを生徒たちに体感してもらうことです。
私がこの課題を発表した直後の子供たちの反応は面白く、初めは「げぇ~~、うそ~~」なんてブーブー言ったかと思うと、来週までの宿題だと言っているのにも関わらず、その場であーでもないこーでもない、と思考を開始しています。その表情は真剣そのもの。私が与えた『勉強』というテーマについて様々な言葉が飛び交うのです。
そんな姿を見ていると、決して今どきの子供たちが勉強嫌いでもなければ、考えることを放棄している訳でもないことが確信できます。勉強を肯定的にとらえるためのきっかけや学ぶ面白さに触れさえすれば、吸収したい、発信したいという欲求が行動へと変化するのは人間として至極当然のことだと思うのです。
日頃、ことわざなんて作ることがない⇒だからそう簡単に傑作なんて生み出せない⇒すると脳の中で、普段使わない部分をチクチクッと刺激される⇒最初は苦痛だが、それでも何とか知恵を絞り出す⇒これでいいのだろうか、と思案する(脳ミソ回転中!)⇒作品が完成し、少なからず達成感を得る⇒みんなはどんなのを作ったんだろう?ワクワク。楽しみだ(楽しいな)。
上記のようになってくれれば理想的です。精神的苦痛が快感に、そして脳も鍛えられるのですから言うことなしです。小学生のうちは楽しさだって頑張れるための材料ですよね。
さてさて、それでは牛久保・牟呂両校から入賞作(中村の独断で決定)をご紹介します。
テーマ『勉強』
【どちらかと言うと標語に近いで賞】
「毎日とろう元気な頭のビタミンC」
意味:よく働く頭をつくるために、栄養となる勉強を毎日しよう。
【そんな洞察力が怖いで賞】
「先生疲れ生徒喜ぶ」
意味:先生は教え疲れ、一方で生徒は頭がよくなってテストができるようになる。
【みんな共感できるで賞(2名)】
「ペンダコできたヒリヒリ痛い」
「中指にタコ」
意味:ペンダコができるのは、たくさん勉強している証拠。
【競い合ってレベルアップしま賞(2名)】
「友は敵であり親友」
「友は仲間であり敵である」
意味:日頃仲良しの友達も、ひとたび勉強となればライバル(敵)となる。また、敵と認めた相手だからこそ、それだけ親しく信頼できるということ。
【原点は自然にあるで賞】
「種は水をやれば花となる」
意味:種をまき、いつも水をやっていればきれいな花を咲かせるように、勉強も毎日やっていれば、いつか“できるぞ!!”と思う日がやってくる。
(「継続は力なり」を信じ今夜も走る中村でした)
私がこの課題を発表した直後の子供たちの反応は面白く、初めは「げぇ~~、うそ~~」なんてブーブー言ったかと思うと、来週までの宿題だと言っているのにも関わらず、その場であーでもないこーでもない、と思考を開始しています。その表情は真剣そのもの。私が与えた『勉強』というテーマについて様々な言葉が飛び交うのです。
そんな姿を見ていると、決して今どきの子供たちが勉強嫌いでもなければ、考えることを放棄している訳でもないことが確信できます。勉強を肯定的にとらえるためのきっかけや学ぶ面白さに触れさえすれば、吸収したい、発信したいという欲求が行動へと変化するのは人間として至極当然のことだと思うのです。
日頃、ことわざなんて作ることがない⇒だからそう簡単に傑作なんて生み出せない⇒すると脳の中で、普段使わない部分をチクチクッと刺激される⇒最初は苦痛だが、それでも何とか知恵を絞り出す⇒これでいいのだろうか、と思案する(脳ミソ回転中!)⇒作品が完成し、少なからず達成感を得る⇒みんなはどんなのを作ったんだろう?ワクワク。楽しみだ(楽しいな)。
上記のようになってくれれば理想的です。精神的苦痛が快感に、そして脳も鍛えられるのですから言うことなしです。小学生のうちは楽しさだって頑張れるための材料ですよね。
さてさて、それでは牛久保・牟呂両校から入賞作(中村の独断で決定)をご紹介します。
テーマ『勉強』
【どちらかと言うと標語に近いで賞】
「毎日とろう元気な頭のビタミンC」
意味:よく働く頭をつくるために、栄養となる勉強を毎日しよう。
【そんな洞察力が怖いで賞】
「先生疲れ生徒喜ぶ」
意味:先生は教え疲れ、一方で生徒は頭がよくなってテストができるようになる。
【みんな共感できるで賞(2名)】
「ペンダコできたヒリヒリ痛い」
「中指にタコ」
意味:ペンダコができるのは、たくさん勉強している証拠。
【競い合ってレベルアップしま賞(2名)】
「友は敵であり親友」
「友は仲間であり敵である」
意味:日頃仲良しの友達も、ひとたび勉強となればライバル(敵)となる。また、敵と認めた相手だからこそ、それだけ親しく信頼できるということ。
【原点は自然にあるで賞】
「種は水をやれば花となる」
意味:種をまき、いつも水をやっていればきれいな花を咲かせるように、勉強も毎日やっていれば、いつか“できるぞ!!”と思う日がやってくる。
(「継続は力なり」を信じ今夜も走る中村でした)
Posted by 立志塾
at 00:00
│中村