2018年11月13日
ボヘミアンラプソディー〔塚越〕
私が中3だった時、
後にも先にも類を見ない大規模なチャリティーコンサート
“ライブエイド” がロンドンのウェンブリーとフィラデルフィアのJFKスタジアムを中心として、
世界各地の主要都市で同時多発的に行われた。
当時の私は古い年代から洋楽を聞きあさっていた時期で
ツェッペリンやクラプトンなど、60年代後半から70年代前半を彷徨っていた。
ロッキンオンなどのロック雑誌がどれだけ“ライブエイド” のクイーンのパフォーマンスを絶賛しようが、
クイーンのレコードを借りる気にはならなかった。
そんなこともあって、時が来てクイーンをはじめて聞いた時のことをはっきりと覚えている。
ベスト盤で済ませてはいけないバンドである。
レッドツェッペリン級のバンドである。
そんな確信と共にファーストアルバム、“Queen(戦慄の王女)”の最初の曲、“Keep Yourself Alive.(炎のロックンロール) から聞きはじめた。
当時の邦題のタイトルはいろんな意味ですごい。笑
“Queen” の邦題は“王女”が入っているので、まあよしとしても、
“Keep Yourself Alive” が “炎のロックンロール” になるのは
“A Hard Days Night” を “ビートルズがやってくるヤアヤアヤア! ”
にするのと同じで、勢いだけである。 笑
が、
私は、この“炎のロックンロール” でノックアウトされた1人である。
で、
Bohemian Rhapsody
ボヘミアンラプソディー
こんな歌詞からはじまること、知ってました?
Mama, just killed a man
ママ 今、人を殺してきたところだよ
Put a gun against his head
奴の頭に銃を突きつけて
Pulled my trigger, now he's dead
引き金を引いて、奴は死んでる
Mama, life had just begun
ママ 人生は始まったばかりなのに
But now I've gone and thrown it all away
僕はもう完全に投げ捨ててしまった
Mama, ooo
ママ ああ
Didn't mean to make you cry
ママを泣かせるつもりじゃなかったけど
If I'm not back again this time tomorrow
明日の今頃になって 僕が戻らなくても
Carry on, carry on, as if nothing really matters
生きていってください、まるで何も無かったかのように
で、
オペラがはじまる…
こんな詩の曲が世界で2,500万枚も売れ、
ビートルズのサージェントペパーを抜き、
未だにイギリスの歴史上一番売れたアルバムの1曲目に入っている。
それがクイーン。
で、この映画
スーパースターの伝記ものにありがちなディープで暗い方向に走っていかないことが素晴らしい。
ジム・モリソンやジャニス・ジョプリンなどは見ていてつらくなった…
ギタリストのブライアン・メイとドラムのロジャー・テイラーがプロデューサーとしてかなり深く関わっていて、
ファミリーで見てもらえる明るい方向性に何度も修正させたようである。
2010年に構想がスタートしているので、ある意味大作です。
フレディーを演じたラミ・マレックも良かった。
どうしても伝記ものはマイナス評価になりがちになる。
フレディー・マーキュリーになれる人などいるはずもなく、
そこを分かって演じているようで… 良かった。
他のメンバーもそうですね。
そっくりなんだけど、全員が少しだけ実際より控えめな印象が絶妙だった…
また、メンバーだけが知っているエピソードや、
メンバーだけが分かっているあの名曲の誕生の秘話など、
クイーンのファンなら鳥肌もののシーンの連続。
途中フレディがテレビ局から “口パクでやっくれ” という指示に対して反対するシーンがあるが、
この映画はすべてが口パクである。
それがこの映画を素晴らしいものにしていることが皮肉ではあるが、
私は絶対にもう一度見に行く。
映画館の素晴らしい大音響で2時間以上、クイーンのオンパレード。
曲が流れる度に鳥肌。
あと3時間はいけました。
ポールマッカートニー以来です。 笑
私は疲れていたり、元気をもらいたい時に、
冒頭のウェンブリーでのパフォーマンスを見てきた。
この映画があったから調子よく書いている訳でもなんでもなく、
このステージは至高のライブの一つだとずっと思い続けてきた。
この映画はそのウェンブリーへの入場の瞬間からはじまり、
約束通り、会場に向かって投げキッスをするとこで終わる。
あの投げキッスの意味も素晴らしかったが、
これだけ何回も何回も見て、元気をもらい続けてきたこのライブが、
エイズ宣告を受け、
メンバーだけにその事実を告白した直後だったという事実が、
私には衝撃的過ぎて、
涙がでました。
これはちょうど1年後、
エイズで亡くなる5年前のウェンブリーです。
この時もメンバーだけがエイズのことを知っていたことになります。
Queen オフィシャルYou tube チャンネルより
後にも先にも類を見ない大規模なチャリティーコンサート
“ライブエイド” がロンドンのウェンブリーとフィラデルフィアのJFKスタジアムを中心として、
世界各地の主要都市で同時多発的に行われた。
当時の私は古い年代から洋楽を聞きあさっていた時期で
ツェッペリンやクラプトンなど、60年代後半から70年代前半を彷徨っていた。
ロッキンオンなどのロック雑誌がどれだけ“ライブエイド” のクイーンのパフォーマンスを絶賛しようが、
クイーンのレコードを借りる気にはならなかった。
そんなこともあって、時が来てクイーンをはじめて聞いた時のことをはっきりと覚えている。
ベスト盤で済ませてはいけないバンドである。
レッドツェッペリン級のバンドである。
そんな確信と共にファーストアルバム、“Queen(戦慄の王女)”の最初の曲、“Keep Yourself Alive.(炎のロックンロール) から聞きはじめた。
当時の邦題のタイトルはいろんな意味ですごい。笑
“Queen” の邦題は“王女”が入っているので、まあよしとしても、
“Keep Yourself Alive” が “炎のロックンロール” になるのは
“A Hard Days Night” を “ビートルズがやってくるヤアヤアヤア! ”
にするのと同じで、勢いだけである。 笑
が、
私は、この“炎のロックンロール” でノックアウトされた1人である。
で、
Bohemian Rhapsody
ボヘミアンラプソディー
こんな歌詞からはじまること、知ってました?
Mama, just killed a man
ママ 今、人を殺してきたところだよ
Put a gun against his head
奴の頭に銃を突きつけて
Pulled my trigger, now he's dead
引き金を引いて、奴は死んでる
Mama, life had just begun
ママ 人生は始まったばかりなのに
But now I've gone and thrown it all away
僕はもう完全に投げ捨ててしまった
Mama, ooo
ママ ああ
Didn't mean to make you cry
ママを泣かせるつもりじゃなかったけど
If I'm not back again this time tomorrow
明日の今頃になって 僕が戻らなくても
Carry on, carry on, as if nothing really matters
生きていってください、まるで何も無かったかのように
で、
オペラがはじまる…
こんな詩の曲が世界で2,500万枚も売れ、
ビートルズのサージェントペパーを抜き、
未だにイギリスの歴史上一番売れたアルバムの1曲目に入っている。
それがクイーン。
で、この映画
スーパースターの伝記ものにありがちなディープで暗い方向に走っていかないことが素晴らしい。
ジム・モリソンやジャニス・ジョプリンなどは見ていてつらくなった…
ギタリストのブライアン・メイとドラムのロジャー・テイラーがプロデューサーとしてかなり深く関わっていて、
ファミリーで見てもらえる明るい方向性に何度も修正させたようである。
2010年に構想がスタートしているので、ある意味大作です。
フレディーを演じたラミ・マレックも良かった。
どうしても伝記ものはマイナス評価になりがちになる。
フレディー・マーキュリーになれる人などいるはずもなく、
そこを分かって演じているようで… 良かった。
他のメンバーもそうですね。
そっくりなんだけど、全員が少しだけ実際より控えめな印象が絶妙だった…
また、メンバーだけが知っているエピソードや、
メンバーだけが分かっているあの名曲の誕生の秘話など、
クイーンのファンなら鳥肌もののシーンの連続。
途中フレディがテレビ局から “口パクでやっくれ” という指示に対して反対するシーンがあるが、
この映画はすべてが口パクである。
それがこの映画を素晴らしいものにしていることが皮肉ではあるが、
私は絶対にもう一度見に行く。
映画館の素晴らしい大音響で2時間以上、クイーンのオンパレード。
曲が流れる度に鳥肌。
あと3時間はいけました。
ポールマッカートニー以来です。 笑
私は疲れていたり、元気をもらいたい時に、
冒頭のウェンブリーでのパフォーマンスを見てきた。
この映画があったから調子よく書いている訳でもなんでもなく、
このステージは至高のライブの一つだとずっと思い続けてきた。
この映画はそのウェンブリーへの入場の瞬間からはじまり、
約束通り、会場に向かって投げキッスをするとこで終わる。
あの投げキッスの意味も素晴らしかったが、
これだけ何回も何回も見て、元気をもらい続けてきたこのライブが、
エイズ宣告を受け、
メンバーだけにその事実を告白した直後だったという事実が、
私には衝撃的過ぎて、
涙がでました。
これはちょうど1年後、
エイズで亡くなる5年前のウェンブリーです。
この時もメンバーだけがエイズのことを知っていたことになります。
Queen オフィシャルYou tube チャンネルより
Posted by 立志塾
at 00:05
│塚越